チームは多様性が重要だから、個人の貢献をよく見るのが大事という話

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チームの強さは多様性に関係している。個々人の長所をよく見ることが大切だ。私たちは誰がどのくらいチームに貢献しているかを明確に計る手立てを根本的には持たない。手立てを持たないというわきまえが、人に接する際の謙虚さ、何か見落としていることはないかという慎ましさにつながる。数字に基づいたジャッジではなく、相手とその場で関わりあうことになる。

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チームには多様性が必要で、それをよく見るのが大事


シュート力もなく、ドリブルも下手で、身体的にも恵まれていない選手がいたとする。私たちは彼のことをチームの中でどのような位置づけで見ればいいのだろうか。彼は単なるお荷物なのだろうか。ここに炭鉱のスカブラという話がある。

スカブラという職業を知っていますか?

昔、まだ九州で炭鉱が盛んだった頃の話です。10人の炭鉱マンが3勤務交代制で、石炭を掘っていました。勤務が終わると、炭鉱マンたちは、トロッコに乗って炭鉱から出てくるのですが、そこにはなぜか11人の炭鉱マンが乗っています。そして、その中の1人だけ、汗はかいていないし、服はあまり汚れていない。そして、ニコニコと笑っているのです。

この男こそ、「スカブラ」なのです。

スカブラは、石炭を掘りません。炭鉱の中で、エッチな話やおもしろい話をしたり、みんなにお茶を出したりしているのです。これが仕事なのです(笑)

このようにスカブラを採用して仕事をしていた九州の炭鉱会社でしたが、日本のエネルギーが、石炭から石油に代わっていくのに合わせて、会社も傾いていきます。

すると当然、リストラの話になるわけです。役員たちは話をします。当然、「何もしていない”スカブラ”からクビを切ろう」という結論になります。

そして、スカブラをリストラし、10人の炭鉱マンのみが、炭鉱の中に入って行くようになりました。

その結果どうなったか?

作業効率が大きく下がりました。スカブラがいなくなってから、今まで同じ時間でやれていた仕事が、全然できなくなってしまったのです。そして、炭鉱マンたちの人間関係もギスギスしていったそうです。

引用ページ:東日本大震災で「ユーモア」が許されないこの緊張状態は危険 ‐ 岩崎聖侍


リーダーの人を観る目が大切だ。「あいつはシュートが入るからいい」というような、数字で計れるようなわかりやすい指標でしか人を見られないと、スカブラを見落とす。集団内の人間関係について、個々人の心理的規範について、リーダーに洞察力があるとチームの力を一つの方向に進めていきやすい。何が集団を動かしているか、集団の実務的な機能だけでなく、感情的な動きも観察する。集団の効率的な機能が個々の感情を支えるともいえるし、個々人の感情的な関係性が機能に少なくない貢献を果たすともいえる。
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