低身長チームが脅威に変わる、背が低くても勝利するための6つの方法

小さいチームが勝つ方法

身長が低いチームはいったいどう戦えばいいだろうか。バスケットボールはコンタクトスポーツ、身体能力が大きくものをいう。そして床から305cmのリングに向けてボールを運ぼうとするために、高さという要素は不可欠なものになっている。

では背の小さいチームには打つ手がないのか。自分たちよりでかい相手に対して、成す術もなくやられていく運命なのか。いいや、そんなことはない。どんなチームでも身長の差に抵抗し、勝利を掴むことは可能だ。バスケットボールで戦っていく限り、いつかは自分たちより大きいチームと当たるときが来る。そんな時に備えて、普段からどんな点を集中的に強化していくといいのか。この記事では小柄なチームが戦っていくための作戦をお伝えしていこう。

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低身長チームの戦い方


1.身体能力と基礎を鍛える

まずは現実を受け入れよう。スモールチームは不利だ。バスケットボールは欠陥スポーツだと揶揄されるほど、身長が高い選手が有利だ。背の小さいチームは、背の高いチームよりも努力が必要だ。

高さで適わないのなら、速さ、強さ、正確さ、激しさがチームの武器になるだろう。小さくとも、身体能力を高める努力を止めないこと。背の小さい中学生チームと高校生チームがやれば、ほぼ高校生チームが勝つだろう。しかし背の低い高校生チームと普通の高校生チームが試合をしたのなら、試合の行方は決まってはいない。

ある程度の水準まで、自分たちを鍛えなければいけない。ハードなトレーニングをし、試合でもハードワークをすることが必要になる。単純にいえば覚悟が必要になる。

参考記事:バスケットボールの体力づくりに効果的な8つのトレーニング方法

2.ルーズボールをどう奪うか

ニュートラルボールを奪えるかどうかが死活的に重要だ。低身長チームが苦戦する原因は、攻守でのシュートのチェックが厳しいことと同じくらい、どちらのものでもないルーズボールを奪われてしまうことにある。

ルーズボールを奪うことを何よりのナイスプレイとして、チームの気風に根付かせよう。下のリバウンドの記事も参考にしてほしい。

参考記事:バスケのリバウンドをとるコツと、練習でどんな感覚を磨けばいいか

3.平面の体力勝負を仕掛けろ

相手が嫌がることをとことんやろう。オールコートでのマンツーマン、プレスも用意しよう。相手のポイントガードには神経質なボール運びを強いるように、シングルプレスをしてみよう。長身のセンターにはバックコートの時点からボディチェックを執拗に繰り返そう。

簡単にパスを繋がせないように、ディナイの技術をしっかりと修得しよう。そしてパスカットを奨励しよう。見込みのあるギャンブルなら、リカバリーを徹底した上でどんどん行おう。相手チームがパスを繋ぐのが怖くなったらしめたものだ。ドリブルをつかせる。イライラ、怖い、平面での勝負に、こちらの土俵に引きずり込む。

参考記事:タイトなディフェンスでリズムを狂わせる、バスケのディナイのやり方

4.インサイドを守る高さ対策

インサイドに簡単にパスを入れられないように、ディフェンスは徹底的にフロンティングやディナイを行おう。ハンズアップを全員で徹底し、正確なパスを妨害しよう。アウトサイドをボールがやすやすと飛び交うのなら、インサイドを守りきることは難しい。敵を追い込むような工夫をこらそう。トラップを用意し、ドリブルによってライン際に追い込み、不自由さを常に感じさせよう。受身になってはならない。狙い済ました中へのパスはさせない。

もしポストにボールが入ったら、インサイドへのカバーダウンを行おう。挟み込んで落ち着きを失わせ、混乱させてから不用意なパスを出させよう。声を出し、身体を寄せて苦しい勝負をさせるのだ。

ゾーンディフェンスを用意しよう。インサイドを徹底的に固めて、アウトサイドシュートの精度が低い選手に打たせよう。ローポストが得意な選手から、「嫌だ」「やりづらい」という顔を引き出そう。

5.速攻を狙おう

ブレイクへの切り替えに意識を向けよう。相手の準備が整わないうちに、シンプルなシュートを放ちにいこう。ハーフコートオフェンスだけではどうしても得点は伸びづらい。アーリーオフェンスでも思い切って得点を取りにいく意識を持とう。パターンと約束事を持ち、ベストのシュートをチームで共有しよう。

6.連続した動きとシンプルな技術を駆使しよう

フロントコートでも、チビだなんてなめさせておかない。ハーフコートオフェンスでは小ささを生かしてクイックネスとアジリティーで優位に立つ。ドリブル勝負をどんどん仕掛けよう。重いオフェンスにはしない。ボールマン以外は止まらずにパスコースを得ようとし続ける。コート上に動きをどんどん起こすこと。ボールマンとマークマンの両方が動くことがディフェンスの混乱には必要だ。

恐れずに中に切り込もう。周囲の選手がきちんと動けば、ゴールに近い場所でも決定的なチャンスは生まれる。大きなポストマンがいなくても、ゴール近くに脅威を生み出せるのだ。ディフェンスが中に縮まるようなら、アウトサイドにパスしてシンプルなシュートを決めよう。シュート力がない小さいチームは何をしても難しい。アウトサイドシュートは大きく跳ねがちで、ここに低身長者にもオフェンスリバウンドのチャンスが生まれる。

シャッフルオフェンスのようなオフェンスシステムも検討しよう。オフェンスのほとんどをボールマンのドリブル勝負からに託すのは無理がある。連続的なカットを規律をもって仕掛けることで、平面の動きが苦手なディフェンスは嫌がるはずだ。

参考記事:バスケットのシャッフルオフェンスの特徴と基本の動き方、条件を解説

総合的な技術の高いチームになろう
1.身体能力と基礎を鍛える
2.ルーズボールをどう奪うか
3.平面の体力勝負を仕掛けろ
4.インサイドを守る高さ対策
5.速攻を狙おう
6.連続した動きとシンプルな技術を駆使しよう
これらのことを実行できるようになれば大きなチームとも伍して戦えるだろうが、その道のりは険しい。体力的にも精神的にも、本当にハードな試みになるだろう。徹底した技術の習慣が自分たちを助けてくれるはずだ。

教材:「アーリーオフェンスマニュアル」 ~考えて走るチームをデザインするチーム造り~
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