ポイントガードが試合の流れを観れるようになるための3つのヒント

ポイントガードの判断とコツ

コート上の監督とも言われるポイントガードは、いつも冷静な状況把握ができるといい。司令塔とも呼ばれるこのポジションの選手の選択は、チームの方向性とリズムを変化させるポイントになる。では流れが変わっていくコートの状況について、ポイントガードは何にどう注目して判断していくといいだろうか。ここで挙げる3つのことに注目してみると、流れの感覚を掴みやすいかもしれない。一つのヒントにしてほしい。

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試合の流れを見定める3つのポイント


こちらが点を取れるポイントはどこか

自分のチームの強みを頭に入れよう。点のとりどころ、点がとれやすい好きなパターン。これは試合の流れを見る基本の考えになる。たとえばシュートをリングにねじ込む能力が高い選手、すばらしいシューターや高い1on1の能力をもつ選手、パワフルなインサイドプレーヤーがいる場合は、彼らの能力を中心にオフェンスのパターンを考えられる。彼らが伸び伸びとオフェンスを仕掛けられていると、まず一ついいだろう。

理想のイメージは「何がうまくいっていないのか」という状況判断の助けになる。シューターがドライブをさせられたり、強力なインサイドプレーヤーがボールをもらえないのなら、こちらのいつもの強みを出すことができない問題がどこかで起こっているということ。逆にいえば、こちらの強みを潰すことにディフェンスが力や意識を注いでいるということだ。そんなときはオフェンスの力点を変えて、スクリーンプレイなど全く別のアプローチをすることで、相手を攻略しやすくなり、ディフェンスに的を絞らせないような戦いができるだろう。

何が選手を気持ちよくさせるか

司令塔ともいわれるポイントガードは、ときおり「べき」思考に陥りがちになる。「いまはこう攻めるべき」という考えは、たいてい理屈が通っているため、つい自分の判断を最重要視しがちになる。バスケットの仕組みを知ればなおさらだ。

そこで一つ、別の視点を持ってくるといい。自分の味方はどんなプレイをしているときに一番気持ちよく、ノるだろうかということだ。日ごろからプレイすることで、チームメイトがどんな時にどんなプレイを選択し、どんなプレイに喜びや充実感を覚えるか、どんなことで焦ったり嫌がったりするかがわかる。それを細かく把握できていればいるほど、無理のないノせやすい選択ができる。

たとえインサイドゲームがしたくても、序盤からシュートを放っていきたいシューターがいるのなら、ある程度打たせてあげるのもリズムをつかむ方法だ。みんなが気持ちよくゲームに入れていて、ディフェンスの足も動けば、こういう風に攻めようという余裕も生まれてくる。「試合の流れ」は得点の推移にあるのではなく、状況を感じているひとりひとりの感覚の中にある。それが苦しいものであるときは流れが悪いし、スッキリしているものなら点差を詰められても離されても、流れとしては危険じゃない。

勝ちやゲームコントロールばかりに意識を集中しすぎて、一人ひとりの感じを見失わないようにするといい。落ち着いて、味方と一緒に気持ちよくやることだ。

トランジションのペースとスタミナ

試合のスタミナについてトータルで考える。1ピリオドだけ全力でやっても、疲れ果ててしまっては勝てない。ポイントガードは速攻のペースやハーフコートオフェンスのリズムに影響を与える存在だ。いまはペースを上げてガンガン行くのか、スローダウンして機をうかがうのか。自分たちの好みや強みにあうのはどんな展開だろうか。頑張り続けるのではない。頑張ったらうまくいくように頑張ることだ。

一時的にうまくいかなくても、興奮しすぎない。あの手この手でリズムに変化をつけながら色んな風に戦えるということは、選手たちに精神的な余裕を与えてくれる。どこかで頑張りすぎるとどこかで無理が出る。ものすごい速いペースでも、ものすごく遅いペースでも、両方適応できるポイントガードは、相手にとってとても厄介だ。どちらか一本やりのスタイルなら、そのペースを崩せばいい。

チームは疲れすぎていないか、頑張りどころはいまなのか。大会などでは勝ち抜かなければならないため、勝つために体力をどう使っていくかという視点は必要になる。上の二つと合わせて、色々なリズムやペースを感覚的に掴めるようになってくると、試合の流れがよく見えてくる。

参考記事:ポイントガードの役割や動き方、どう練習していくといいかということ
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