ゴール下のシュートを決めるために大切なポイント、コツのこと

ゴール下のシュートが入らない原因と決める方法

ゴール下のシュートは、頑張れば頑張るほど入らないというところがある。頑張るというと、身を固めて全力で立ち向かう、跳ぶというような頑張り方が出る人が多いと思う。この頑張るパターンに頼る人ほど、ゴール下のシュートは難しい。

選手もベンチも観客も、ゴール下のシュートが入らないと「ああー」という感じになりがちだ。責任感の強い人や周囲の言葉に影響されやすい人などは、頑張ったり、無理にリラックスしたりしようとして、調子を崩してしまうこともあると思う。そんな人たちの助けになるようなものを、ここに記しておくことにする。

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ゴール下のシュートを決める方法とコツ


ねらいを持って打つ

アップや練習でゴール下でシュートを打つと、適当に放ってもリングに入ってくれるところがある。なんとなく感覚的に打てば、ゴール下では入りそうな感じを持ってしまう。見直そう。ミドルシュートと同じように、ゴール下でも「リングを通ってくれるように打つ」ことが大事だ。どんなアーチで、ボードのどこに当ててシュートを通そうとするのかという狙いが、シュートの瞬間になくてはいけない。そういった狙いを持つことではじめて身体が適切な感覚調節をしようとするし、ダメだったときも反省をすることが出来る。

シュートについての考え方をここで読んでほしい。この基本的な方針は、ゴール下でも生かすことができる。

参考記事:バスケのシュートのコツと、入るフォームを自分で探す方法について

ゴール下で力んで頑張ると、ボールを保持している感覚を失いがちになる。そうすると身体が感覚をうまく調節できない形でシュートを放ることになる。慌てず焦らず、ボールと自分のバランス感覚に注意を向けて、ねらいを持って打つことが大切だ。

自分を力ませるもの

人間は自分の周囲の状況に影響を受ける。ボールとバランスの感覚を大切にすることが難しいのは、周囲の影響があるからだ。自分がどんなパターンでその感覚をなくしてしまうのかを知っていくことで、ゴール下の精度を高めていける。

ペイントエリア付近では、シュートを打つ前にすでに身を固めてしまうことがある。たとえばパワープレイ時のマークマンとの身体的な接触がある。これに全身を固めて負けないように対応してしまうと、ボールコントロールが大変になったり、安定感がなくなりがちになる。その感覚のままでシュートに持ち込むと、うまくいきづらい。

ディフェンスに手加減して接触してもらいながら、ボールと身体のバランス感覚を失わないようにする練習をするといい。常に全力を出すパターンをやめ、感覚を掴むパターンを試していく。いつも身を固めて頑張っているのなら、何となく楽しいような気持ちいいような感じを覚えるかもしれない。急な強い身体の接触があった時に身を固めてしまうのは自然なことだ。身を固めた自分の動きづらさを感じて、動きやすいやり方を探していくといい。「自分はゴール下が苦手」という漠然とした理解を抜けて、自分に感覚の調節機能があると知るといい。

パワープレイではなくても、ポストでボールをもらった瞬間にもう緊張してしまう人もいる。いつダブルチームに来られたりするかわからないし、落ち着いて外の味方にさばけるだろうかと不安になったりするのかもしれない。ターンオーバーになって怒られたり、味方から「戻せ!」「決めろ!」と言われて頑張ろうとすると、力むパターンが出てますますミスや余裕のなさに繋がってしまう。ポストでもらった時は、人の言うことを聞く必要もないし、慌てる必要もない。ミスを怖がって力んで、周囲の状況をあまりよく認知できないというのが多いのかなと思う。

参考記事:バスケットボールの視野を広げることと、余裕のある動きについて

メンタルをコントロールしようとするパターンにも力みの原因があるかもしれない。「強い気持ちで」とか「確実に冷静に」「絶対に」みたいな方向で自分をコントロールしようとすることが、力みに繋がることもある。決めようとするのは大切だと思うけれど、自分への無理な言い聞かせはしなくていい。身体とボールの感覚をつかむことだけに集中しよう。

参考記事:緊張を治すいくつかのコツ、簡単にすぐリラックスする方法のヒント

気持ちよく上手くいくように

疑問に思いがちないくつかのことについて触れておこう。

ジャンプ力が低いからゴール下のシュートが入らない、というのは正確ではない。もちろんジャンプ力が必要なシーンもあるだろう。けれど大切なのはボールがリングを上から下に向かって落ちることだ。「ボールと自分のバランス感覚に注意を向けて、ねらいを持って打つ」ことに、自分のいまのジャンプの仕方が役立つならいいだろうし、役立たないならそれほど全力で跳ばなくていい。

参考記事:身長差なんて覆せ!バスケットのジャンプ力を高めるトレーニング方法

「このくらいジャンプする」は、狙ったシュートを成功させるための一つの手段だ。それでうまくいかないのなら、フックシュートを打つ、左右の手でアプローチする、ステップとフェイクのパターンを増やすなど、他にいろいろな上手くいく見込みのある手段がある。「上手くいかない、もっと高くジャンプしなくちゃ」という考えにとらわれないでいい。

ボールを下げるなとよくいわれる。力んでしまったり、緊張して相手のねらいを感じられない人、周囲の状況をまだ判断しづらい人には、どんな状況でもボールを下げないようにしろという指示がいきがちだ。周りの状況を理解して、相手のねらいを感じられれば、下げたって構わない。確かにセオリーとして大切なポイントだと思うけれど、「絶対に下げないように」が力みに繋がることもある。

。ポストプレイの技術習得のための本はこれがおすすめ。焦りや混乱、力みの中でプレイしてしまう人は、まずどういったときはどんな選択肢があるのかを整理してみるといいと思う。文字が多くて敬遠する人もいるかもしれないが、よく読んでみると読みやすさに気づける。ペイントエリア周辺で起こりえることをすっきりと理解しておくと、コート全体でのチームオフェンスを把握しようとするときも楽になる。
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