より上手くいく1on1のテクニックを磨くためのポイントやコツ

1on1の抜き方とコツ

バスケットボールで1on1を仕掛けるとき、あなたは興奮したりゾクゾクしたり、少し怖かったり視野が狭くなったりしているかもしれない。1on1に没頭しているときは、本能的にプレイしている感じがする。上手くいけば大きな喜びがあるし、上手くいかないときにはがっかりや無力さを感じたりするかもしれない。バスケットボールをプレイするうえで、「競争」や「勝負」をもっとも感じやすいのが1on1だろう。1on1への自信が、バスケットボール全体をプレイする姿勢にも影響を及ぼすだろう。

ここに1on1のコツやポイントを書いておく。1on1が上手いばかりがバスケットではないけれど、自分が望んでいることが少しでも上手くいくようになることはとてもいいことだ。それが本能的なものならなおさらだ。あなたの参考になればうれしい。

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1on1で得点する方法とコツ


問題はどこにあるのかを自分で探す

「1on1がうまくいかない」というとき、その漠然とした思いの中に留まっていると、プレイの改善は難しい。たとえば一人の選手に「1on1がうまくいかない」といわれたときには、いろいろなことが思い浮かぶ。

どんな状況だったのか、そのとき何が見えていたのか、チームメイトのスペーシングと位置は、パスは望んだように来たのか、オフェンス全体のデザインはあるのか、判断のミスなのか実行のミスなのか、「うまくいかなさ」を決定的に感じたのはどの場面なのか、ディフェンスはどんな守り方をしたのか、自身が気持ちよさと自信を感じるプレイはなにで、なにを苦手に感じているのか。

こうすれば1on1はうまくいくというような黄金のルールはない。うまくいかないときはそのプレイをビデオに撮って、何がどううまくいっていないのかを自分で整理することが、マニュアルを読むことよりも近道だ。問題はドリブルかもしれないし、状況判断かもしれないし、フィニッシュの選択肢の数なのかもしれない。いまの自分の状況を把握することなしに、手がかりを外に探しに行っても、得られるものはなかなかない。何がうまくいっていないのかを、まず自分なりに特定する。

そのうえで、ヒントになりそうなものをいくつか挙げていく。自分の役に立ちそうなものを見つけたら、試行錯誤の助けにするといい。

1on1のためのいくつかのヒント

状況判断を見直す。1on1を仕掛けたときにコート上では何が起こっていたか、他の9人はどこでどんなことをしているときだったのか。仕掛けるときに状況をどこまで把握できていただろうか。周りを感じ取れていなければ、ヘルプのチェックも味方があわせてくれる位置の感じも予測が効かなくなる。「状況から効果的なオフェンス方法を判断した」という意識がないので、判断の反省もできない。ただ本能に任せて勝負するという感じになる。マークマンを意識しすぎたり、ドリブルハンドリングが不安だと、周囲を感じ取る力がなくなっていってしまうだろう。

参考記事:バスケのボールハンドリングの練習を、効果的なものにするために
参考記事:バスケのドリブルテクニックを劇的に上達させる、練習方法とコツ
参考記事:バスケットボールの視野を広げることと、余裕のある動きについて

スペーシングを見直す。仕掛ける空間。味方との距離が互いに「ディフェンス1人で2人を守れない」程度に離れているのがコート上の原則だ。こういう味方のちょうどいい距離感がオフェンスの土台になる。これが整っているときに攻めるのがスムーズだ。1on1がしたいのならスペースを整える。

リズム、タイミングを見直す。仕掛ける時間。ディフェンス5人が「絶対にいま1on1がくる」という予測をしているときに仕掛けると、ヘルプもローテーションも素早く機能的なものになる。ヘルプが予測も準備もできていないときに仕掛けるのが一つの理想になる。この点、コート上でインサイドアウトやサイドチェンジが起こったときが、よい仕掛けのタイミングの一つの指標になる。

参考記事:バスケのオフェンスの動きの考え方、パッシングゲームの攻め方の話

自分の得意なシュートを打てる位置でもらうこと。そうすればもらうときにディフェンスがプレッシャーをかけに来てくれる。ミートでずらすこともできるし、カウンターでのドライブもしやすい。打てるなら打つ。「打つ」と「抜く」は互いに補いあう。もらい際で両方を大切にして磨いていくといい。もらう前にコートの他の人の状況を把握できているといい。

参考記事:バスケのシュートのコツと、入るフォームを自分で探す方法について

安易なドリブルをつかない。ねらいを持ってつく。このプレイを選択して、上手くいくという見立てを持ってつく。力むと視野が狭くなりがちになる。味方を観てパスも選択できるくらいの余裕があること。不安定なドリブルをすぐつくのはしないようにする。いけると感じたら抜きにいく。得意なムーブを出していく。ドライブ中はドライブしている自分の身体の感覚や、周りの状況を良く感じるように。目の前のディフェンスに意識を集中しない。目の前の人は感じ取るだけで、ドライブのコースやパスコースを目で拾っている感じだ。

参考記事:鋭いドライブはバスケの華! 明日から練習で意識できる上達のコツ

駆け引きをする。相手の予測を読んだり、こちらのプレイをあえて予測させて、その逆をつく。フェイク。バリエーションを作って持っておく。シュートフェイクはもっとも効果的なフェイクになる。用心深いディフェンスでも目線をリングに向けて、おでこの位置くらいまでボールを振り上げれば、とっさに反応してしまう。相手が得意なディフェンスの仕方というものがある。苦手なディフェンスの仕方もある。相性やタイプを考える。不意を突いたり、じらしたりも含めての駆け引きになる。

フィニッシュの方法を増やす。ステップバックでもフローターでもフックシュートでも、自信のあるパターンがあるだけ有利になる。単純なパターンしかないと予測されてしまえば、難しい局面が増える。精度の高いパターンを3つ以上持つといいと聞く。少しずつ楽しみながら作っていけるといい。

こういったポイントをふまえて、自分に必要なものを探し出していく。そのときに下の本はとても役に立つ。1対1が状況別、スキル別に整理して解説されている。自分や他人の1on1が具体的にどのように成功・失敗したのかという枠組みを持つことで、反省・分析し今後に生かしていきやすくなる。オススメの本。

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